情報ネットワーク学科

教育内容

情報ネットワーク学科は,他大学に先駆けて設立された全国初の「情報ネットワーク」に重点を置いた学科です.このため,情報ネットワーク学科のカリキュラムは,その後設立された様々な学科の教育課程のモデルとしても利用されています.また,移りかわりの激しい情報技術に対応するため,情報科学においてコアとなる知識・技術・考え方を重視しながら,それらを応用してICT社会に活用していくための学びが可能な教育体系を用意しています.

学びのポイントとカリキュラム(大学サイトへのリンク)を参照してください.下記の3点がまとめられています.

  1. ディプロマポリシーとカリキュラムポリシー
  2. 1~4年次の学びのポイント
  3. カリキュラム(教育体系)

教育・研究のキーワード

情報ネットワーク学科の教育・研究に関連するキーワードをワードクラウド風に表現してみました.

「システム」「ネットワーク」「コミュニケーション」を軸としながら,「IoT」「5G」「人工知能」「VR/AR」など,新しい情報通信技術動向ともつながりをもち,教育・研究が進められています.

また,情報システム・情報サービス開発に関連する技術的なキーワードとともに,そのユーザである「人(ひと)」にも焦点をあてたキーワード(例えば,映像,音声,学習,心理など)が多く含まれていることも特徴と言えるでしょう.

学科科目の体系

情報ネットワーク学科のカリキュラムにおける科目体系は,下記の図のように構成されています.

まず,大学生として備えるべきの基礎能力を養う教養・語学系の科目が全学(本学の全学科)共通で開講されています.さらに,情報系の専門学科の多くで基礎科目として用意されている「アルゴリズム」や「情報理論」などの専門基礎・基幹科目やそれらの理論を下支えする数学・物理の自然科学系科目が専門科目全体の土台となります.その上で,本学科の特徴ともいえる「未来のICT社会を志向した3つの領域」にあわせて多様な専門発展科目が用意されています.これらの科目と,1年生~4年生を通じて行われる演習・実験・実習・ゼミ・卒業研究と結びつくことで,自身のアイディアを情報システムや情報コンテンツ,情報サービスとして開発・制作・実現できる力を獲得していきます.

情報ネットワーク学科のカリキュラムおよび授業における特徴として「実践的な学習の重視」が挙げられるでしょう.

1年生として入学した直後から情報システム・情報サービスの開発を志向した演習が組み込まれ,初めてコンピュータを触る人でも,プログラミングの基礎をしっかりと学ぶことができ,学年が進行するに従い,より高度なソフトウェア・システム開発に対応できる力を養っていきます.また,演習・実験系以外の講義科目でも,コンピュータ演習室での授業実施や情報デバイスの授業内・授業外利用を積極的に取り入れており,「体験」しながら実践的な知識・技術・考え方を身に付けていくことを重視しています.